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山田暢久
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2003.11.03 ヤマザキナビスコカップ優勝。
浦和、悲願の初タイトル。
この記念すべき瞬間、号泣するかと思っていた。
泣かなかった・・・実感がわかないのか
自分でも不思議な気分だった。
初めて実感が沸いたのは山田暢久の笑顔をみた時だ。
なかなか勝てなかったこと、お荷物と言われたこと。
スタンドがガラガラだったこと。
浦和サポということで馬鹿にされたこと。
去年の決勝の悔しさ・・・
そしてこの「優勝」の喜び
あんなに嬉しそうな彼を見るのは初めてのような気がする。
あれで感情出てた？と思う人もいるかもしれない。
でも、私には彼が誰よりも優勝の喜びを噛み締めているような気がした。
今までタイトルがない事に一番拘って、重荷だったのは
山田暢久ではなかっただろうか。
だから、いつも淡々と表情の読みにくい、彼の笑顔が本当に嬉しかった。
「もう昔は振り返らない。これで昔のことは忘れられる」と彼はいう。
新しいスタートラインに立ったレッズを飄々と牽引していってくれるだろう。
彼らしくマイペースに彼なりのやりかたで。
「頼みます！ヤマさん」 |
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