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西部洋平
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キーパーはフィールドプレーヤーよりも出場機会に恵まれることが少ない。
よって試合の経験が絶対的に少ないのである。 2000.10.07 Jリーグデビジョン2 第37節 vs仙台
この日、浦和のゴールを守るの安藤でもなく田北ではなく「16」西部洋平だった。
浦和が苦しい時。
2000.04.12ナビスコカップ以来の出場である。リーグ戦初出場そして駒場。
さらに、チームの状況があまり良いとはいえず、1年でJ1昇格が危惧される
時期にいくらプロとはいえ、相当なプレッシャーが彼にのしかかっていたはずである。
最初こそ緊張感がこちらにも伝わってきたが、次第にその緊張と駒場の雰囲気
を楽しんでいるかのようにしっかりゴールを守りきった。
飛んでくるボールへの判断がはやく、コーチングもしっかりしている。
19歳の青年にはみえない落ち着きと、攻められている時に見せる荒々しさ。
フィードには少々難ありだが、楽しみなGKの出現に心が躍った覚えがある。
この試合以来、彼は浦和のゴールマウスを守り続けてきた。
しかしオフト監督体制になり出場機会に恵まれなくなる。
山岸が都築が嫌いなわけではない。悪いわけでもない。
ただ、西部洋平がゴールマウスを守る姿が見たかった。 彼は2004年1月清水へ期限付き移籍をする。
2003年6月、鹿島へ期限付き移籍をしたが出場機会はなかったが鹿島で、
曽ケ端のもとで何かを学んできているはずである。
浦和にいて欲しい気持ちもある。しかしGKは試合にでてこそである。
活躍すればレンタルが完全移籍になるかもしれない・・・
それでも清水で活躍して欲しいと願う。
彼には、ゴールマウスを守る姿がよく似合う。 |
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